アプリを自作したきっかけは、「昨日、レチノールを塗ったっけ?」が思い出せないことでした。紙に書いたルーティン表は、今日やることは教えてくれても、昨日何をしたかは覚えていてくれません(この経緯はアプリを作り始めた話に書きました)。
今では、連日では使わない方がいい商品の管理や、成分による使い分けの見える化まで、アプリの役割は増えています。それでも原点は、この「思い出せない」でした。
そのアプリで記録を付け始めて、1ヶ月あまり。初めて数字がまとまったので、「記録レポート」としてここに残します。
結論から言うと、37日のうち記録が残っているのは36日。そして「同じ夜に攻めのケアを重ねない」というルールの違反は、ゼロでした。
何をどう記録したか
記録に使っているのは、自分で(正確にはAIに話しかけて)作ったスキンケア記録アプリです。スマホのホーム画面に置いてあって、ケアをしたらその項目を1タップ。それだけです。
期間は37日間。そのうち記録が残っているのは36日でした。
抜けている1日は、サボりでも記録漏れでもなく、「今日は何もしない」と自分で決めた日です。ただ、当時のアプリには「やらないと決めた」を残すボタンがなく、その日は空白として残ってしまいました。今は1タップで「何もしない日」も記録できるようにしています(この改良の話は、また別の記事で書きます)。

36日間、ルール違反ゼロ
私のスキンケアには、自分に課しているルールが2つあります。レチノール・美顔器・夜のビタミンCは刺激のある「攻め」のケアなので、同じ夜に重ねない。加えて、レチノールと美顔器は毎日は使わず、間隔を空ける。レチノールを勉強したときから続けている運用です。
「同じ夜に重ねない」の方は、その晩の自分が気をつければ守れます。難しいのは「間隔を空ける」の方でした。今夜レチノールを使っていいかは、前回いつ使ったかが分からないと決められません。紙の表は今日やることは教えてくれても、昨日までの実績は覚えていてくれない。アプリでは各項目に「前回○日前」と表示されるので、ここで迷うことがなくなりました。
で、36日分の実測がこちらです。
- レチノール:8回
- 美顔器(顔):8回
- 夜にビタミンCを使った日:1回
- 同じ夜に重なった日:0回
正直に書いておくと、「そもそも月8回ずつなら、たまたま重ならなかっただけでは?」という見方もできると思います。ただ、紙で管理していた頃の私は、この回数ですら「昨日使ったっけ?」と迷っていました。重ならなかったこと以上に、36日間、一度も迷わなかったこと。それが私にとっての変化です。
「昨日何をしたか忘れる」を解決したくて作ったアプリが、その仕事をちゃんとしてくれた。作った本人として、この数字がいちばんうれしい。
新しいものは1ヶ月で習慣になるのか
記録の面白いところは、「新しく始めたことが、本当に続いているか」が感覚ではなく数字で見えることです。
ビタミンC美容液(オバジC20)は、導入から30日で23回。ほぼ毎日使っていました。ビタミンCを勉強して選んだ新入りのアイテムが、1ヶ月でルーティンに完全に定着したことになります。
逆に、意識して増やそうとしていたのがレチノールです。6月は月に4回止まり。「もう少し増やしたい」と思っていたところ、7月は半月で4回とペースが上がってきました。「増やしたい」が本当に増えたのかを数字で確認できるのも、記録あってこそです。
1ヶ月の数字を全部並べてみる
せっかくなので、36日分のカテゴリ別の使用回数を全部出します。
| カテゴリ | 回数 |
|---|---|
| 化粧水 | 48 |
| 頭皮ケア | 42 |
| オールインワン | 35 |
| 日焼け止め | 29 |
| ビタミンC | 29 |
| 守りの美容液 | 23 |
| クリーム | 22 |
| 表情筋トレ | 19 |
| 洗顔(通常) | 16 |
| クレンジングオイル | 15 |
| 洗顔(クレイ) | 9 |
| 美顔器 | 8 |
| レチノール類 | 8 |
回数の多い・少ないは、良し悪しではありません。化粧水は朝晩使うから多い。レチノールが少ないのは、目安の回数を狙って抑えているからではなく、攻めのケアに使える夜が限られている結果です。役割ごとに頻度が違うのに加えて、生活側の事情でも回数は決まる。どの夜が使えていないのかは、次の章の話につながります。
表の中の「表情筋トレ」は、顔の筋肉を動かすトレーニングで、スキンケアの流れでやっているものです。それとは別に、体の筋トレが7日(だいたい4〜5日に1回)。こちらは表の外で、部位ごとに記録しています。のべ回数は体幹28・引く20・押す14・脚3。脚が始まったばかりなのも数字に正直に出ています。ランニングの記録も付け始めましたが、夏の暑さと走れる距離の関係が面白いデータになりそうなので、これは別の記事にします。
いちばん大きな発見は「空白」だった
いい数字だけ並べて終わりにはしたくないので、これも書いておきます。
36日のうち、夜のケアが0だった日が12夜ありました。全体のほぼ3分の1です。
空白の正体は、最初から分かっています。帰省です。単身赴任なので、休みに合わせて家族のところへ帰るのですが、帰省中は本当に何もケアをしません。ちなみに夜勤の日は空白になりません。夜勤の前後も、最低限のケアはしているからです。
意外だったのは、その比重でした。数えてみたら、帰省の空白だけで全体のほぼ3分の1。思っていたよりずっと大きな割合を占めていました。このあたりは次回のレポートで、もう少し詳しく書くつもりです。
まとめ ── 記録は感覚を数字で確かめる道具
- 37日のうち記録36日。唯一の空白は「何もしないと決めた日」。
- レチノール・美顔器・夜のビタミンCが同じ夜に重なった日は0回。「昨日何を使ったか忘れる」を解決したくて作ったアプリが、その仕事をした。
- 新入りのビタミンCは30日で23回=1ヶ月で習慣化。増やしたかったレチノールは実際に増えた。
- 一方で夜のケア0が12夜。正体は帰省で、思っていたより大きな比重を占めていた。
1ヶ月やってみて思うのは、記録は「サボりを責める道具」ではなく、「自分の感覚を数字で確かめる道具」だということです。守れているつもりだったルールは、数字が証明してくれた。分かっていたつもりの空白は、思っていたよりずっと大きかった。どちらも、記録がなければはっきりとは見えないままでした。
※スキンケアの頻度やルール(レチノール等の使い方)は、私個人の運用です。肌質や製品によって合う形は異なります。製品の使用方法は各公式情報を、肌の悩みは皮膚科など専門医を頼ってください。
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