先日、PAOを半年続けた話 を書きました。そのなかで、顔のたるみには、紫外線やコラーゲンの減少など、いくつもの原因が関わっていると知りました。
書いたあとも、ひとつの単語がずっと引っかかっていました。コラーゲン。
……じゃあ、コラーゲンを足せばいいんじゃないか? ドラッグストアには、飲むコラーゲンも塗るコラーゲンも並んでいます。
いつものケアにコラーゲンも足してみようかな、と思っていました。
でもその前に、いつもどおりAIと一緒に調べてみました。そうしたら ── 「足す」の前に知っておくべきことがいくつもありました。
先に結論を言ってしまいます。コラーゲンは、慌てて”足す”ものではなかった。すでに私がやっていたことを”続ける”ほうが、ずっと確実だったんです。
そもそもコラーゲンは、なぜ減るのか
「足す」を考える前に、まずは”なぜ減るのか”から、いつものようにAIに聞いてみました。
コラーゲンは、肌の奥(真皮(しんぴ)=肌の土台になっている層)でハリを支えているタンパク質です。これが減ると、たるみやシワにつながります。
減る理由は大きく2つ。ひとつは加齢、もうひとつが紫外線です。肌のなかでコラーゲンを作っているのは線維芽細胞(せんいがさいぼう)という”工場”のような細胞で、年齢と紫外線によって、この工場の働きが少しずつ落ちていきます。
なるほど、まずはこれが前提でした。(※真皮・角層などの言葉は メンズスキンケア用語集 にまとめています)
飲むコラーゲンは、肌のコラーゲンになるのか

コラーゲンって、飲めばそのまま肌のコラーゲンになるんじゃないの?
私もそう思っていました。でも、そんなに単純ではなかったんです。
口から摂ったコラーゲンは、消化の途中でアミノ酸やペプチド(タンパク質のかけら)に分解されて吸収されます。飲んだコラーゲンが”そのまま”肌のコラーゲンになって届く、というわけではありません。
一方で、近年の研究をまとめた報告では、コラーゲンを飲み続けた人で、肌の水分や弾力がわずかに改善したというデータもあります。分解されたペプチドが、コラーゲンを作る細胞を刺激しているのでは、という見方もあるそうです。
ただし効果の大きさは研究によってばらつきがあり、研究の多くがその製品を販売している企業に関係している点には注意が必要、とのことでした。
じゃあ、完全に無駄なのか ── というと、そうでもない。でも「飲めば肌のコラーゲンが増える」と期待するのとも違う。正直、ここをどう書くかは迷いました。

えっと…つまり、効くの?効かないの?どっち?
たぶん、その”どっちか”で考えるのが、そもそも違うんです。
無意味ではない。でも、「飲めば肌のコラーゲンが増える」と期待するのとも違う。
グレー。
それが、今いちばん正確な答えだと思いました。(だから私は、飲むコラーゲンを「ダメ」とは言いません。試したい人が試すのはいいと思います。ただ「これさえ飲めば」ではない、というだけ。)
塗るコラーゲンは、肌の奥まで届くのか
次は塗るほうです。化粧品の「コラーゲン配合」。ここは、AIの答えもわりとはっきりしていました。
コラーゲンの分子は、とても大きいのが特徴です。肌の表面(角層(かくそう))を越えて、奥の真皮まで届くのは難しいとされています。肌に入りやすいかどうかの目安に「500ダルトン」(分子の重さの単位)という考え方がありますが、コラーゲンはその何百倍も大きいのだそうです。
つまり、塗ったコラーゲンが肌の奥でハリを補充する、という働きは期待しにくい。一方で、表面にとどまって“保湿”する働きはあるため、乾燥を防ぐ意味では役に立ちます。
「コラーゲン配合」=肌のコラーゲンが増える、ではない。でも、保湿アイテムとしては悪くない。ここを混同しないことが、いちばん大事でした。
コラーゲンの効果は、結局何なのか
ここまでで分かったのは、「足す(飲む・塗る)」は、期待ほど直接的ではない、ということ。

じゃあ、結局どうすればコラーゲンは増えるの…?
調べて出てきた答えは、ちょっと拍子抜けでした。
コラーゲンを”増やす”方向で、研究で繰り返し報告されている数少ない成分がレチノール(ビタミンAの仲間の成分)です。塗ることで肌の奥のコラーゲン生成を促し、紫外線で傷んだ肌でコラーゲンが増えた、という報告もあります。(※効果には個人差があります)
もうひとつが紫外線対策です。紫外線はコラーゲンを壊す一番の原因とされるため、”増やす”前に、まず減らさない。日焼け止めは、たるみ予防の最前線になります。
ここで、効き方の違いを整理すると、こんな感じです。
弱い改善の報告はある=グレー(過度な期待は禁物)
奥には届かない=コラーゲンは増えない/でも”保湿”はする
塗って真皮のコラーゲンを”増やす”報告がある=本命
増やす前に”減らさない”=たるみ予防の最前線
……で、気づいてしまいました。
レチノール(私はANUAのものを夜に使っています/レチノールの記事)も、日焼け止め(UV対策の記事)も ── もう、やってたんです。
※レチノールは、使い始めに乾燥や赤みが出ることがあります(A反応)。合うかどうかは個人差が大きいので、少量・低頻度から、自分の肌と相談しながら。翌朝の日焼け止めもセットで。
※参考までに、私が実際に使っているのは ── レチノールが ANUA のレチノール(使用レビュー)、日焼け止めが こちらで紹介したUVアイテム です。合う・合わないは人それぞれなので、気になる方は少しずつ。とくに日焼け止めは、たるみ予防という意味でもいちばん手軽で確実な一歩なので、これだけでも続けたいところです。
「足す」より「続ける」
コラーゲンを足さなきゃ、と焦って商品を調べていた自分が、ちょっと恥ずかしい。たどり着いた結論は、新しい何かを買うことではなく、「もうやってることを続ける」でした。
アンチエイジングって、欲が深いと思います。歳を取るのが不安だから、”効きそうなもの”につい手が伸びる。売るほうも、そこを狙って言葉を重ねてくる。でも、派手な言葉の裏を一つずつ確かめていくと、たいてい地味な答えしか残らない。今回もそうでした。
飲むコラーゲンは否定しません(グレーだから)。塗るコラーゲンは、保湿として付き合えばいい。そして本命は、レチノールと紫外線対策、そして ── 続けること。
派手さはないけれど、これがいちばん自分を裏切らない方法だと思っています。
まとめ ── コラーゲンは”足す”より”守る・続ける”
- 塗るコラーゲン:分子が大きく、肌の奥には届かない=コラーゲンは増えない。ただし保湿はする。
- 飲むコラーゲン:弱い改善の報告はある=グレー。無意味ではないが、過度な期待は禁物。
- コラーゲンを”増やす”本命=レチノール/“減らさない”最前線=紫外線対策。
- 結論=慌てて足すより、もうやってることを続ける。
「コラーゲンを足さなきゃ」── この何となくの思い込みを、ちゃんとした中身に置き換えられたのが、今回いちばんの収穫でした。
参考:私が実際に使っているもの
※ここから先はアフィリエイト広告(楽天)を含みます。いずれも私が実際に使っているものです。
この記事で「本命」と書いた2つ ── レチノールと、日焼け止め。コラーゲンを足すより、私はこの2つを淡々と続けています。(合う・合わないは個人差があります。レチノールは少量から、日焼け止めは毎日が基本。無理に揃える必要はありません。)
レチノール(夜・私はANUAを週に数回):
日焼け止め(朝・たるみ予防のいちばん手軽な一歩):
参考にした主な情報源
- はなふさ皮膚科「コラーゲンを増やすには」(皮膚科医監修・飲む/塗るの解説)
- 経口コラーゲンの肌アンチエイジング効果:システマティックレビュー&メタ分析(26件のRCT・1,721名)(飲むコラーゲンが肌の水分・弾力をわずかに改善したと報告。8週間以上で有意。オープンアクセス)
- 肌老化治療におけるレチノイド:臨床効果と安全性のレビュー(レチノイドが真皮のコラーゲン産生を促し、紫外線によるコラーゲン分解を抑えると解説。オープンアクセス)
関連記事
- PAO 半年、頬は引き締まった ── でも”たるみ予防”には、別の答えがあった(この記事の出発点)
- 【保存版】メンズスキンケア用語集(真皮・角層・線維芽細胞の意味)
)OK
– アイキャッチ=弾73(シフト+コラーゲン/”足す→続ける”が伝わる構図)
– カテゴリ=🤖AIと勉強した記録(113) or スキンケア(2) 要相談/タグ
– 第4章の効き方図=HTML/CSS(日本語ラベル・文字化け回避)実装済。表示崩れの最終確認
– 検証型(47/51/54/55)が続いた5本目=AI連投。次は体験型(光電子布団/ANUA/Nクール)を置く([[feedback_ai_series_frequency]])
– ★田畑さん編集エリア:冒頭の”カゴに入れかけた”実感・第5章の人生観トーンは、自分の言葉に差し替え可
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